このコースは名所を集める道ではなく、計画された未来が消され、計画されなかったものが残った順序を歩いて読む道だ。そしてこの街では順序より時刻が重要である。
おすすめコース:The Future That Became the Past Half-Day Walk
順序・停留所・推奨時間
1・恵美須町または動物園前駅 → 新世界へ、看板の通り(第1・2話)・20〜30分
2・通天閣展望台 — 大阪の眺望+ビリケン(第4・5話)・40〜60分
3・塔の周辺 — 初代の塔が建っていた場所を想像しながら(第3話)・15〜20分
4・夕暮れ、ネオンが灯る時間(第8話)・20〜30分
5・ジャンジャン横丁 — 狭い路地と将棋の店(第6話)・30〜40分
6・串カツで夕食 — ソースは一度だけ(第7話)・40〜60分
時間の設計
この街の唯一の設計原則は単純だ。夕暮れをコースの真ん中に置くこと 推定。午後遅くに始めて展望台を先に見れば、明るいうちの眺望と暗くなっていく過程の両方を見られ、下りてきたときには路地にネオンが灯っている 推定。逆に昼だけ寄れば、この街の半分だけを見て帰ることになる(第8話)。
他の旅先と違う点
このコースはシリーズで最も短い。2〜3時間で足りるので半日をまるごと使わなくてもよく 推定、だから大阪の日程の夜のブロックにそのまま差し込める。天王寺公園や阿倍野方面とつなげれば午後全体が自然に埋まる 推定。
最後に覚えておくこと
第9話で見たとおり、この街の南には人々が実際に暮らすあいりん地区がある 事実。コースに含めないことが正しく、代わりに新世界で金を使うとき第6・7話の古い店を選ぶほうが、この街に残る取り分を増やす 推定。
六つの都市、ひとつの主題
釜山の草梁、ニューヨークのレッドフック、東京の谷根千、台北の大稻埕、仁川開港場、そして大阪の新世界 — 発掘した六つの旅先は別々の都市だが、働く古い街が時間と開発の前でどう自らを守るかというひとつの主題を共有する 推定。とりわけ同じ日本の谷根千と新世界は正反対だ — ひとつは戦争を逃れて残った街であり、ひとつは計画され、消され、建て直された街である 推定。二つを併せて歩けば、「残る」という言葉の二つの意味が分かる。