乙支路から南の忠武路方向に歩くと匂いが変わる。コーヒーより紙とトナーの匂いが強くなれば、印刷横丁に入った証拠だ。1403年に朝鮮王室の印刷機関・主字所があった場所だ。事実 2026年3月、ソウル市はこの地域の中心部を整備区域に指定した。
印刷業にエリアが必要な理由
ほとんどの都市では、印刷は1社1棟で完結する。ここは違う。名刺1箱の注文がデザイン→製版→印刷→断裁・製本の4〜5店舗を経ることがある。各店舗は従業員5人以下の小規模だ。事実 このエリアが新しいビル1棟に移転できない理由がここにある。店舗が散らばれば、彼らを速く低コストにしていたシステム自体が崩壊する。
今変わりつつあること
横丁周辺の家賃は、隣の乙支路の「ヒップジロ」人気が波及して大きく上昇した。多くの零細テナントは権利金という韓国式保証金の元金を預けており、契約がきちんと整理されないまま去れば失うことになる。事実 一部の印刷業者はすでにパジュや東大門など安い郊外に移転した。1店舗が去るたびに、残る店舗の協業ネットワークは少しずつ薄くなる。